日本語文章ルール 「15:間違えやすい語句(8)」

間違えやすい語句(8)

変換ミスや覚え間違いの多い言葉をいくつかご紹介します(さらに続き)
意外とまちがって覚えている言葉ってまだまだあります

【徒(いたずら)に過ごす】
悪戯に過ごす⇒×
■「いたずら」と聞いて「徒」の字が思い浮かぶかがポイント。
■「徒」=「いたずら」は「無駄」という意味で、そこから派生して「益のない悪ふざけ」=「悪戯」という語が生まれたようです。
■「だらだらと無駄に時間をつかってしまう」という意味なので、広い意味の「無駄」を意味する「徒」が適当。

【異彩(いさい)を放(はな)つ】
異才を放つ⇒×
■「異彩を放つ」は「一風変わった、でも好ましい魅力を感じる」というプラスイメージのときに使う言葉
■「異才」=「偉才」で「すごい才能をもっている(人)」という「人」に関する語なので、「放たれる」べき対象としては不適。