日本語文章ルール 「02:かっこ」

「」と()を使い分けよう

発言、声など物理的に聞こえる音については「 」を使用し、
想いや考えなど物理的に聞こえない音については( )を使用しましょう。

■主要な括弧<かっこ>の種類:よみかた
  「 」:カギかっこ
  『 』:二重カギかっこ

■小・中・大かっこの関係はこんなかんじです→ [{(A)B}C]。
小かっこから使っていきます。
  ( ):小かっこ、かっこ、丸かっこ、パーレン <parenthesis>
  { }:中かっこ、ブレイス <braces>
  [ ]:大かっこ、ブラケット <square brackets>

■以下はよく見かけますが、とくにきまった用法はないようです。
強調したい文字や文章を目立たせる目的で使用されています。
  【 】:墨つきかっこ
  〈 〉:山かっこ
  《 》:二重山かっこ

( )の中に入る文字は長くしすぎない

■括弧(かっこ)内が文章のように長くなる場合は、さしつかえなければ括弧を使わない文章に書き換えたほうが無難なようです。 もちろんあえてそうする執筆意図がある場合は別ですので、あまり厳密に考える必要はなさそうです。

■(作者が想定する)読み手の大多数が、かっこの始まりを通常おぼえていられるくらいの長さであることが目安でしょう。