僕の旦那(女子)は世界一!


 僕の旦那(女子)は世界一!

日時: 2025/11/29 21:06
名前: 綾野りと

「ねぇー花森さんよー」
九月高校二年生にとっては大事な時期。そう。心から文化祭を楽しむことが出来る唯一の年なのだ。
「なんだよ星谷。僕忙しいんだけど?」
僕の名前は花森 楓。可愛いものが大好きな高校二年生だ。そして友達の星谷。中学生からの同級生だ。
「いやー楓はもう、文化祭回る奴決まってんだろーなーって、」
「え?なんで?」
「女子にモテモテの可愛い坊ちゃんがよく言いますよ、で?、誰かいんの回る人。」
拍子抜けした質問に少し僕は驚いたがすぐに笑って答えた。
「今年は僕、旦那と一緒に行くから!」
そして僕はある人の所へ走り出した。
「だ、だ、旦那ぁぁぁダァダァぁぁぁぁぁ?!」
星谷の叫びを背に僕は走った。

時は二年生進級初日。
「あれ?ここら辺で落とした気がするんだけどなぁ…」
僕は進級初日に大事なキーホルダーを落として、裏庭を駆け回っていた。
それでも見つからず、泣き崩れそうな僕の前にか一つの影が寄ってきた。
「落としたのってこれ?」その手には、僕の大切な猫ちゃんキーホルダーがあった。
「そうそれ!!」
勢い余って顔を上げると凛とした顔立ちの黒髪ロン毛と目があった。
(とってもかっこいい…)
そう思いながらお礼を言おうと立ち上がると思いもよらぬものが僕の目に入った。
「え?!スカート?!」
「何スカートじゃ駄目かよ。」
「いや駄目じゃないけど…かっこいいのに勿体無いなって。」
最後の言葉に思わず自分の口を塞いだが遅かった。イケメンさんはは少し俯き悲しそうなち表情を見せた。
「君、名前は?」
イケメンさんは僕の目線に合わせて優しい口調で聞いてきた。
「花森 楓です!」 
「そう、俺は栗栖 ハル、よろしくな」
そして、その場は解散になりつつあった。そして僕は最後に一言言った。
「自分に自信持っていいと思う!」
栗栖はその言葉に振り返らず手で応答してみせた。その時僕は少しドキッだした。
次の日。下駄箱で靴を履き替えているとやたらうるさい黄色い声援が聞こえた。
「やだ!ハル様今日はズボンよ!!」
「あのハル様が!?!」
「やだ私惚れな直しそう!!」
ハルその言葉に聞き覚えがあった。思い出そうと頭を抱えていると、誰かが僕を読んだ。
「花森!おはよ!」
「栗栖?!」
その声の主は星谷ではなく、栗栖ハルだった。その姿はズボン姿で凛とした顔がとても映える。
「く、栗栖…そ、、その姿は…?かっこいいけど、」
「昨日、花森が自信持ってって、だから、頑張ってみた!」
ニカっと笑った栗栖の顔はとてもかっこよかった。
「え、」
「そこで、花森にお願いなんだけど、今日の放課後付き合って欲しいところあるんだけど、」
「え??」

放課後

「あの、栗栖…きみ…美容室来るのが怖かったの?」
「だってこんな所あんま来ないし、怖いし、」
栗栖は、僕の後ろに隠れてビクビクしていた。
「もーじゃー!行くよ!!!」
「いやややややややややや」


店内
「店員さん。栗栖…じゃなかったこの人の髪思いっきりきっちゃてください。あとここはこうしてこっちは」
僕は、栗栖の至る所の髪を指差し店員さんに色々指示を出していた。
「では、彼女さんはす少し待っていてもらって」
「かの?!は、はい」
席に戻って数分。
「終わりましたよ
;」
さっきの店員が僕を呼ぶ声が聞こえて、急いで行くとそこにはショートにしてスッキリした首周り、凛とした目元が見えるように切り揃えられた前髪。
「か、かっこいい」
「楓?いまかっこいいって」
「うんめちゃかっこいい!!」
その時店員様が近づいてきて、
「こんなかっこ良かったから彼女さん困っちゃいますねぇ」
「え?!」
その時、栗栖は僕を抱くようにしていった。
「あ、すいませーん店員さん、こいつ俺の嫁なんで」
「え?!ちょっ!ハル?!」
お会計の終わったハルは、店員に一礼し僕の手を取って走り出した。お店を出て、景色の良いところまで走ると、ゆくっくりと速度を落として止まった。走ったせいなのか、ハルがかっこよくなったからなのか、心臓が飛び出そうなほどバクバク鳴っていた。
少しの沈黙ののち口を開いた。
「あのさ、楓。」
女子にしては低めのハスキーボイスが僕の名前を呼ぶたび飛び上がりたくなるほど恥ずかしくなる。
「何…?」
「さっきのことなんだけど…俺、こんなんだから、付き合ったこととかなくて…」
しどろもどろに話すハルを見ていると、可愛いところもあんるだなと思う。
「その…入学してからずっと、楓のこと見てて、…可愛いなって思ってて。」
俯くハルに僕は手を伸ばした。
「うん。それで?」
「…、!おれの!お嫁に来てください!!」
なんとなく予想は付いていたが、その予想を上回る回答に少し吹き出してしまった。
「ふふっ、ハル、僕らまだ付き合ってもないよ?」
あっ、とした顔のハルに僕は面と向かって言った。
「も僕もハルに一目惚れしたよ。進級してからすぐにね」
「それって…!」
僕は一回息を吸い込み
「うん、僕で良ければ、末永くお願いします!」
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Fin 1

メンテ

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