虹の向こうに(少しずつ連載します)
虹の向こうに(少しずつ連載します)
- 日時: 2021/07/12 14:18
- 名前: 夜風さくら
「昨日の雨、やばかったよね!」「うんうん、でも、そのあとの虹、きれいだったよね!」そのクラスメイトの声を聞きながら私は思う。あれは本当の虹じゃない。私は、あの大きな虹を見た、あの日のことを4年たった今でも、はっきりと覚えている。4年前、つまり私が小学2年生のときのことだ。
あの日は夏休み中で自分の部屋で宿題をしてた。両親は仕事で家の中には私だけだった。その日は雨が降っていて、私の機嫌は悪くなっていた。ふと、顔を上げると空へと続くキラキラと光った七色の虹が私の部屋の床まで伸びていた。虹の道は、まるで私に来てほしいかのようにキラキラと光り続ける。思わず私は、椅子から下りて虹の道に恐る恐る手を伸ばしてみた。それを待っていたかのように優しい音楽が流れてきた。それと同時に、虹へ上るための階段が出てきた。私は一段ずつ上った。だいぶ地上から高くなってくると虹の道は下へと下がっていった。その道は、真っ白な大きな雲の上で止まっていた。目を凝らすとその雲の上に1人のおばあさんが立っていた。
「花奈ちゃん、よく来てくれたね」
おばあさんが言った。なんで私の名前を知って・・!?じっとおばあさんの顔を見てみた。
「おばあちゃん!?」
思わず叫んだ。もう一度目を凝らしてみる。それでも明らかに、私のおばあちゃんだった。そう、去年、私の小学一年生の入学式の日に病気で亡くなったおばあちゃん。おばあちゃんは私の言葉に反応せず、にこにこと、ほほ笑んでいた。
「今、行くから!」
虹の頂上まで来ると虹の道が滑り台に変わった。滑ってみると、風が心地いい。時間がゆっくり流れているようで、この時間がずっと続いたらいいな、と無理だとわかっていても思ってしまう。虹の上から見る景色は全てが小さくなっているように見えて、とても不思議で、とても面白い。そんなことを考えているとあっというまにおばあちゃんのいる雲に到着した。
「おばあちゃん・・」
目の前にいるおばあちゃんの姿は死ぬ前とあまり変わっていなかった。
「おばあちゃん、ここはどこなの?何でここにいるの?」
そう聞くと、おばあちゃんは笑って
「そうねぇ、ここがどこかはいえないけど。おばあちゃんがここにいるのはね、花奈ちゃんとここで話したり遊んだりしたいからなんだよ。だから、今日はたくさん楽しもうね」
と言った。Page: [1]
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.1 )
- 日時: 2021/07/12 14:27
- 名前: R
- 日時: 2021/07/12 14:28
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/12 14:29
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/12 14:29
- 名前: R
- 日時: 2021/07/12 14:29
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/12 14:30
- 名前: R
- 日時: 2021/07/12 14:31
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/12 14:32
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/12 14:43
- 名前: R
- 日時: 2021/07/13 14:40
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/13 14:43
- 名前: 夏鈴
- 日時: 2021/07/20 13:35
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/20 13:46
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/20 13:59
- 名前: 魔王
- 日時: 2021/07/20 17:08
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/07/21 08:10
- 名前: 魔王
- 日時: 2021/08/08 20:25
- 名前: クロムウェル
- 日時: 2021/08/10 14:14
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/16 09:24
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/16 09:33
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/16 09:40
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/16 12:13
- 名前: クロムウェル
- 日時: 2021/08/18 09:21
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/18 09:38
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/18 09:45
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/21 10:28
- 名前: 魔王
- 参照: http://www.kakiko.cc
- 日時: 2021/08/21 12:04
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/23 17:21
- 名前: クロムウェル
- 日時: 2021/08/24 08:45
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/24 11:37
- 名前: クロムウェル
- 日時: 2021/08/25 14:31
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/08/25 18:17
- 名前: クロムウェル
- 日時: 2021/08/26 16:40
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2021/10/21 22:53
- 名前: 夜風さくら
- 日時: 2023/12/17 14:34
- 名前: ロレックス レディース 並行輸入 (twekbk@livedoor.com)
- 参照: https://www.watchsjp.com/brand-187-b0-min0-max0-attr0.11437.html
家族愛を感じました(?)
これからも頑張ってください‼︎
応援してます!笑
R。さんへ ( No.2 )
R。さん、コメントありがと〜!また、続きかくので楽しみに待っててくださいね!!応援ありがとうございます。
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.3 )
楽しい
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.4 )
楽しい⭐︎笑笑
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.5 )
ほな、また明日ね♪ばいばい!
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.6 )
また明日ね笑笑
ば〜い‼︎‼︎笑
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.7 )
今日はありがとね。プール、楽しみ!行けたら行こうね。
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.8 )
また明日。
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.9 )
うん!!よかったよかった😊
プール絶対行こなw
(((o(*゚▽゚*)o)))タノシミッ行こうねぇ!
ばいば〜い!💫
Rへ ( No.10 )
返信が遅れました!プールの件、とても楽しみです。というか、プール、行けるん!?やったー、めっちゃ嬉しいねんけど♪これからも、小説、読んでいってくださいね。応援よろしくお願いします!それでは、また明日。
夜風さくらさんへ ( No.11 )
小説、読ませてもらいました。ファンタジーで、とても面白かったです。続きがとても気になります!!ずっと、待っているので続き、お願いします。花奈ちゃんと、おばあちゃん、どうなっちゃうの〜??これからも応援します。
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.12 )
夏鈴さん、ありがとうございます。まさか、感想まで言ってくださるなんて・・、嬉しいです!これからも、頑張っていきますので応援よろしくお願いしますね。今、書いている小説が書き終わったら、また新しい物語を投稿しますので待っていてください♪
Re: 虹の向こうに ♯2 ( No.13 )
「ほんと!?おばあちゃんと遊べるの!?」
おばあちゃんは頷いた。私たちがいる雲の上は、とても広くてふわふわで天国みたい!それに虹のブランコがある!!
「そうだ、花奈ちゃんにもっと面白いこと教えてあげる。ジャンプし
てごらん」
おばあちゃんの言う通りジャンプをする。雲がトランポリンみたいにはねる。私の体も、空高くまで飛び上がった。
「すごい!楽しい!」と私。
「それとね、ここでは空が飛べるんだよ。空を飛ぶにはね、大きく
ジャンプしてから両手を大きく広げるの。やってごらん」
ターン!意外と難しいけど何回か練習していると、簡単に空を飛べるようになった。
「おばあちゃん、虹のブランコに乗ろうよ!!」
「いいねぇ」
私がブランコに乗ると、おばあちゃんは優しく、ゆっくりと押してくれた。私は泣きそうになった。おばあちゃんが亡くなる前、よくこうやって押してくれたことを思い出したから。
「あ、次、おばあちゃんが乗ってよ。私、押すよ!」
はじめは、遠慮していたおばあちゃんも私に負けて乗ってくれた。
「まさか、孫に押される日が来るなんて・・。なんだか不思議だね」
とおばあちゃんは目を細めて言った。
そのあとは、おばあちゃんが子供の頃の話を聞かせてくれた。
Re:夜風さんへ ( No.14 )
はじめまして!
読ませていただきました。
ファンタジーなのに、
ほのぼの系?みたいな感じで、
ゆったり感があって、すごく、読みやすかったです。
これからも頑張ってください(≧∇≦)b
魔王さんへ ( No.15 )
小説の感想、ありがとうございました。もしかして、魔王さんも小説、投稿してますよね!!今から、読みます!応援してくださりありがとうございました。嬉しいです(*^-^*)これからも、同じ仲間として、よろしくお願いしますね。
Re: 夜風さんへ ( No.16 )
こちらこそよろしくおねがいします!!
夜風さくらさんへ ( No.17 )
ふんわりした感じの小説で、読んでいてほのぼのしますね。
私もこんな風にご先祖様と会えたらいいのに…
クロムウェルさんへ ( No.18 )
小説、読んでくれてありがとうございました!これからも、不定期ですが投稿していきたいと思います。よろしくお願いします!!
Re: 虹の向こうに ♯3 ( No.19 )
おばあちゃんが子供のころは今では考えられないけど、戦争中だった。私が大好きなチョコレートやクッキーなんて、そう簡単に食べられなかった。学校に行きたくても、行けない、そんな生活だった。私なんて、学校に行きたくなくても行かないといけないのに・・・。
それで、おばあちゃんは毎日、家の手伝いをしていた。洗い物や洗濯、料理など・・・。私が全くしたこともない手伝いをおばあちゃんはしていた。
おばあちゃんは子供のころから全く泣かない強い子だったらしい。そんなおばあちゃんが唯一、泣いたのは日本が戦争に負けた、と知ったときのお母さんの一言だった。
「夏代(おばあちゃんの名前)、今まで手伝ってくれてありがとうね。お
疲れ様」
おばあちゃんのお母さんの『お疲れ様』という言葉をもらえたことが嬉しくて泣いたらしい。そのことがあって、おばあちゃんは、家事をするのが大好きになった。
Re: 虹の向こうに ♯4 ( No.20 )
「そんな時代を生きてたんだね、おばあちゃんって」
「そうだよ。花奈ちゃんも、お母さんのお手伝い、いーっぱい、やって
あげてね。きっとお母さん、喜ぶから」
とおばあちゃんが言う。
「でも私、不器用だからお手伝いできるかな・・・?」
「できなくても、大丈夫。手伝う、っていう気持ちを伝えてあげるだけ
でも喜んでくれるから」
「うんっ。わかった。今日から頑張ってみる!!」
おばあちゃんは笑って頷いた。それから立ち上がって、
「もうそろそろ、帰りましょう」
「うん!」
私が登ってきた虹へ、おばあちゃんと一緒に空を飛びながら移動する。そこにつくと、行くときにはなかった一つの雲が浮かんでいた。
「その雲に乗って」
おばあちゃんの指示に従う。雲に乗るとゆっくりと左右に揺れた。
「じゃ、行くよ。私とここでお別れだよ。じゃあ、バイバイ。花奈」
その言葉と同時に雲が前へ進みだした。
「おばあちゃん、今日はありがとう!楽しかった、バイバイ」
振り返っておばあちゃんに手を振る。おばあちゃんも手を振り返してくれた。
ついに虹の頂上まで来た。すると、ジェットコースターみたいなスピードで下りていく。
Re: 虹の向こうに ♯5 ( No.21 )
あっというまに私の部屋に着いた。雲から下りると、それまで鳴っていた音楽が止まった。改めて、私の部屋まで続いている虹の道を見る。そのとたん、急に虹の光が消えた。そこでようやく、外の暗さを見て気づく。もう、夕方だ。
虹の光が消えると次は、虹の道がゆっくりと消えていく。その光景がとてもきれいで見えなくなるまでずっと見続けた。
「ただいま〜、花奈。今日の夜ご飯はカレーよ。花奈、好きでしょ?」
お母さんが帰ってきた。
「おかえり〜!あ、お母さん、何か手伝うことない??」
私は照れながら聞く。
「あら、どうしたの?今までそんなこと言わなかったのに。そうね。
じゃあ、ニンジンとジャガイモを洗ってくれない?」
「はーい!!」
これからは毎日たくさんお手伝いをしてお母さんを喜ばせよう!おばあちゃん、見ててね、私、変わるから!!
その日の夜、ベッドの上で空を飛ぼうとしたけど、飛べなかった。たぶん、あの虹の上でないと飛ぶことはできないのだと思う。
夜風さくらさんへ ( No.22 )
おばあちゃん…私もお手伝いしなくちゃなぁ…
クロムウェルさんへ ( No.23 )
そうですね(笑)この小説を読んで今の生活のありがたみを実感してほしいな、と思ってこの話は作りました。まだまだ、この話にも続きがあるので楽しみにしてくださいね。これからもよろしくお願いします。ちなみに、私の小説って、読みやすいですか?
Re: 虹の向こうに ♯6 ( No.24 )
〜一週間後〜
またあの日のように夏休みの宿題をする。私は、いつの間にか雨の日が好きになっていた。さっき、雨が止んだばかりで空には大きな虹がかかっていた。
ふと虹の先を見ると、どこかの家へとつながっていた。きっと、あの虹は“亡くなった人が合いたい人に会うための虹”なのだろう。おばあちゃんが私を選んでくれた、と思うと自然と笑みがこぼれた。また、おばあちゃんに会えるかな?うん、きっと会えるよね!!
Re: 虹の向こうに ♯7 最終話 ( No.25 )
〜4年後〜
「花奈、花奈?どうした?ぼーっとして」
友達の飛鳥(あすか)に背中をつつかれ、我に返る。
「ううん、何もない」
「ん、そう?じゃ、早く帰るよ。ほら、早く」
そう言うと飛鳥は私の荷物を持って、廊下に出て行った。私は急いで飛鳥を追いかける。ふと立ち止まって、振り返る。教室の窓から見える、その景色には虹があった。今頃、この虹は、どこかの家へとつながっているのだろうか?
「花奈ー?行くよー」
「うん、今、行く!」
そう返事をして私は教室を出た。
あの出来事があってから4年たった今。一度もおばあちゃんに会えていない。
虹の向こうには、みんなの知らない秘密の物語が、隠されていた。
END
Re: 虹の向こうに(少しずつ連載します) ( No.26 )
最終回!?
いいお話だなーーーーーーーーー!!!!
最終回まで行けるのがすごい(笑)
私だったら途中で飽きてるかもしれないのに( ´Д`)=3
魔王さんへ ( No.27 )
最後まで読んでくれてありがとう!いいお話だなんて言ってくれてありがとう!新しい小説のほうも、頑張る♪
夜風さくらさんへ ( No.28 )
めっちゃいいお話…
超絶きれいな終わり方してる!
私のなんかよりよっぽど読みやすいです!羨ましい…
ものすっごい読みやすいですよ!
クロムウェルちゃんへ ( No.29 )
いやいや〜、ありがとう!!次の小説も、頑張るよ!!最終回、読んでくれてありがとね♪めっちゃ、うれしかった!!こうして、小説を通して、クロムウェルちゃんと仲良くできてよかった!!(人''▽`)ありがとう☆ー
夜風さくらさんへ ( No.30 )
私もいいお話が読めてよかったよ!
でも、なんでちゃん付け?
クロムウェルさんへ ( No.31 )
あっ、ごめん!嫌だった?ちゃん付けって、仲良しの証だから。クロムウェルさんも、私のこと「さくら」でも「さくさく」でもいいから、あだ名で呼んで!何でもいいよ♪
さくちゃんへ ( No.32 )
全然嫌じゃないよ!
むしろちょっとうれしいくらいだよ!
クロムウェルって長いから省略してもいいよ?
ロム(クロムウェルさん)ちゃんへ ( No.33 )
あだ名、「ロムちゃん」にした〜!!かわいいあだ名だと思う!!さっそく、「さくちゃん」って呼んでくれてありがとう♪うれしい!!ロムちゃんって呼んで、いいかな?
久しぶりに覗いてみた ( No.34 )
自分の小説を自分で最後まで読んでみた。確かに、我ながらに感心する!私、すげーな!!皆さんも、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!これからも応援、よろしくお願いします!!!!!
ロレックス レディース 並行輸入 ( No.35 )
また何かあればよろしくお願いいたします。
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